『草なぎ剛のなぎは弓ヘンに旧字体の前に刀』を愛でる
みかんの「み」に、つまようじの「つ」に、麻婆豆腐の「ま」に、量子力学の「り」のみつまりですどうもこんばんは。
冒頭から情報過多なご挨拶で失礼いたしました。
今回は、この「名前の説明」について気になった事を少し。
先週の三連休は、ジャニーズから籍を抜いた元SMAPの3人がネットテレビのAbemaTVで72時間生放送を決行し、ネットが賑わいましたね。私も、大体パソコンを触る深夜帯にチラチラと視聴しました。
ていうかツイッター開いたらなんか右端にワイプみたいな感じで72時間の生放送が勝手に流れてたんですよ、あれってツイッター開いた人みんななってたんですかね?それとも私だけ?AbemaTVのツイッターアカウントをフォローしてたから?なのかは分かりませんけど、あんなにさり気なく画面上に国民的アイドルが映ってたら見ちゃいますよ、しかもLIVE配信だし。
しかしネットのお祭りはいつだって刹那。
同時期にツイッターを介したセンセーショナルかつ大変大きな事件が発生した為、インターネットはインターネットらしい動きを見せてあっという間に72時間テレビは某吊り士情報に呑まれました。
その情報発信のタイミングと上書きの速さはそれは見事なものでした(アレってもしかしたらジャニーズが送り込んだ刺客だったんじゃないの?)と推理してしまうほどに。
という事はどうでも良いのですが、私が気になっているのは草なぎ剛さんの事です。
草なぎ剛・草彅剛
いや、彼の行く末とかプロフィールが気になっている訳では無いですよ、私が気になっているのは彼のお名前です。
『草なぎ剛』
皆さん、彼の氏名が出てくる記事をネットで読んでいて気になった事って無いですか?
この名前がネット上で話題になる度に、必ず記事の最後に記されている一文
『※草なぎのなぎは弓ヘンに旧字体の前に刀』
これ、見た事ある人多いと思うのですが、いかがでしょう。
この一文をご存じない方の為に一応ご説明させていただきます。
こちらの一文は、SMAPや草彅剛さんの記事の行末に結構な頻度で書かれている「草なぎのなぎは本当は平仮名ではありません。実は、弓ヘンと、つくりの方は上が旧字体の前でその下に刀と書く漢字を用いるのですが、ちょっとアレなもんでフォント的なものが無いのでこちらでその旨を記載しておきますね。という事を説明している文章」です。
おそらく、昔は「彅」の文字が常用漢字では無かったとかの理由でこの漢字がフォントの中に無く、やむなくこのような記載をする慣習が付いたのだと思うのですが、この記事中でも所々で使用している通り
彅←このフォントって、もう結構前から存在してるんですよね。
しかしながら、一部メディアを除く大手の新聞社等では、草彅さんに関する記事の末尾には大体今でも
『※草なぎのなぎは弓ヘンに旧字体の前に刀』
との記載があります。なぜなんでしょう。
落語の「お後がよろしいようで。」みたいな事なのかな?
もしかしたら草彅剛さんの記事を書く際には
「『※草なぎのなぎは弓ヘンに旧字体の前に刀』と書かなければならないものとする(日本国憲法第百四十五条)」
みたいな法律があるのでしょうか。
真相は定かではありませんが、彅の字体の表記方法やその背景については、私よりも、けきぺろの知性担当カメノセタロウ氏の方が良く知っていそうだし、知らなくてもちゃんと調べてくれそうなので、彼がいつの日か記事にしてくれることを期待しつつ、私からの言及はここまでとさせていただきます。
グラビアのコーナー
最後に、ネットを愛する私のネットコレクションの一つである『草なぎのなぎは弓ヘンに旧字体の前と刀』のグラビアを少しだけご紹介してお別れのご挨拶とさせていただきます。
読売オンラインより、ドラマ『スペシャリスト』出演時のインタビュー記事
王道、記事最後に「※草なぎ剛のなぎは、弓ヘンに剪」パターン
朝日新聞オンラインより草彅剛さんの解説
(「なぎ」は、弓へんに剪)Ver
やっちゃった時のやつ
「草彅(弓ヘンに剪)剛」という名前の間に強引に挟むパターン。これ草彅ってもう漢字で書いてあるのにわざわざ漢字の説明付き。やはり記載義務が法律で定められているのか・・・
【番外編】
草彅剛さんのWikipedia
記事も書きあがったし弓ヘングラビアを貼って終わろうと思いつつ、何となくWikipediaを覗いたら、こちらの記載を発見。
と言う訳で、草彅剛さんのなぎの漢字はJIS X 0213:2004で規定された文字である事が判明しました。
恐らく2004年以降に彅という文字がJIS規格で規定された→それに合わせてフォントスタイルの改定が行われた(それが何年なのかは分からないけれど)
なので現在は草彅の彅がPCでもスマホでも入力できるようになったのでしょう。
それ以上の詳しい事に関しては、各自で調べていただけますと幸いです。
以上です。