ケーキをペロペロする奴は大体友達

ケーキのフィルムをペロペロする奴は大体友達

ノーインターネットノーライフ 言うてますけど

UFOを見た。あの日のお話し。

どうも。ペヤングを食べたことのないカメノセタロウです。

私は、今までに2度UFOを見たことがあります。

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辛子マヨネーズを最初に考えた人には敬意を持ってます。

「いや、俺は週一で見てるぜ、昼飯に」
「私明星一平ちゃん派だから」

うん、違うんだ。

それじゃ無いんだ。

まったく焼いてないくせに焼きそばを名乗るインスタント焼きそばの事では無いんだ。あいつらむしろ茹でそばだろ、とは思うけど違うんだ。

私がここで言っているUFOとは、未確認飛行物体。番組編成期とかにテレビでもちょくちょく取り上げられるあのうさん臭い存在のUFOのほうなんだ。

そんな胡散臭いものを見る目で私を見ないでおくれ。私が胡散臭いのは今に始まったことではないし、見たくて見たわけじゃないし、今となっては自分の経験とはいえ記憶も半信半疑だし。でも、こんな話しをする人が身近にいたなら、私はその人への信用格付けを下げることは間違いない。

 

2回見たと書いたが、今回メインにするのは1回目の方である。

2回目の方は軽く触れると、バイト中に友達と一緒に見たのだ。しかし、わずか1分程度話題になっただけで、すぐにバイトの話しになり、「それじゃ、今日もよろしくー!」と、去る友達と、はるか遠くに浮かぶ複数の黒ゴマのようなUFOを交互に見ながら「大人になるって切ないな。日常が非日常に優ってしまう」との切ない思い出程度の話なのである。大人にはなりたくないものですね。(三十路男性)

それでは、1回目のUFO目撃のお話しに戻ろう。ばっくつーざふゅーちゃー!

当時の私は小学生だった。4年生くらいだったと思うが記憶はあやふやだ。確かなことは、今と同じでピュアな少年の心を持っていたことくらいだ。
学校からの帰り道だった。非常に天気が良く、夕暮れはまだ遠い時間帯だった記憶がある。春から夏にかけての水曜日だったのかもしれない。

いつもどおりの帰り道で当たり前の日常の風景が広がっていた。私はいつものようにモテてなかったし、宇宙人がそこらを歩いてもいなかった。
そして、その日常の空にUFOが浮かんでいた。うん、普通に浮かんでいた。はい、浮かんでいた。いや、それはもう、ごくごく日常の空に普通にあった。
ピュアな少年の私は、UFOを見た。呆然と立ち尽くしてずっと見ていた。「あれ、UFO?え、UFOやん?なんで?え?」

UFOと言えば、色や形がよく話題になるが、その記憶に関してはとても自信がない。と言うのも、この経験のあとUFOに関する本を読み漁ってしまったせいで、実体験とUFOを扱うような怪しい本から得た知識がごちゃ混ぜになってしまっているのだ。なお、当時はまだ町に本屋がたくさんあり、インターネットなどは子供の手の届く範囲にはなかった時代である。

ただ、一つ自信をもって記憶していると言えることがある。
「UFOだ!」と呆然と立ち尽くしている私のすぐ目の前で、おばちゃんが犬の散歩をしていたことだ。車道を挟んで、向こう側の歩道に、犬とおばさん、そのはるか上空の青空にUFO。気付いておばさん。共有しようこの異常事態を。
空にUFOがあるのになんとも日常の風景、現実感の無い空間だった。

どれほどの時間、空を見ていたのか記憶にはない。ただ、私の心の中には「え、UFO見たんやけど!!!これ、人に言ってもいいやつ?いや、すげえ言いたいねんけど、言ったら噓つき扱いされる奴やんなこれ。いや、確かに普段嘘ばっかり言ってるけど!!!どうすればいいのこれ!!!」との、私の信用問題に関する議論が広がっていた。
しかし、小学生の私がそんな経験を胸の内にしまえる筈もなく、大変な緊張をしながらその日のうちに知人に「信じてくれんかも知らんけどな・・・、UFO見てん・・・。」と打ち明けたところ、「へー、そうなんだー!」と信じてくれたのである。その時の私の喜びはいかばかりであっただろうか。普段の行いが良いからだろうか。

ちなみに、この数年後、その知人に「あの時は僕の言葉を信じてくれて嬉しかったよ。UFOを見たことよりなにより、それを信じてくれたことが嬉しかった」と伝えたところ「え、なにそれ。そんなことあったっけ?てか、UFO見たとか何言ってんの?あほじゃないの?」との反応であった。あ、当時の貴方は何ら迷うことなく、私の言葉を信じない判断を下していたんだね。そう、記憶に残らないほどのごく当然の日常の判断として。私の普段の行いが垣間見えるようではある。

 

まぁ、別に信じて欲しいとかどうとか思って書いたわけではない。むしろ私は逆の立場なら信じない。ましてや自分のような性格の人間なら。ただ、信じようが信じまいがあるものはあるのだし、無ければ無いのである。多分。
地球外生命体は存在すると思っているが、それが地球に来ているとか、UFOがその乗り物だとかは自分の中でも全く信じてない。
ただ、よく分からん変な物体が空を飛んでいたのを見ただけであり、それ以上のことは私には何も分からない。

 

ただ、確かに言えることは、今の私はUFOを見るよりもパンチラを見る方が喜ぶということだけだろう。