店で支払いをせずに商品を持ち帰るという事 ~それを世間は万引きと呼ぶ~
4月に入り桜がとうとう満開になりましたね。今年は例年より少し遅めの開花でしたが、ちょうど入学式シーズンと重なり桜舞う思い出深い季節の節目を迎えられた方も多いのではないかと想像します。
下ろし立てのスーツを着て緊張気味に電車を待つ新社会人らしき人達もまた、桜と同様に四季の移り変わりを感じさせてくれる存在であると朝の通勤ラッシュに揉まれながら他愛ない事に思いを巡らせている今日この頃のみつまりです、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて話は翻りまして、皆さんは万引きをした事がありますか?
私はあります。
ありまーす!!
この件に関しまして私から申し上げられる事があるとするならば、確かに私は万引きをしたかも知れない。しかし悪気は無かった。さらに言えば自覚も無かったという事を付け加えさせていただきます。
誰にでも「無自覚にしている事」ってあると思うのです
例えば、トイレの便座を上げっ放しにしているとか、頼まれてもいないのに唐揚げにレモンをかけるとか「友達がオーディション行くっていうから興味半分でついて行ったら何か知らんけど自分の方が受かった」とか「家族が勝手に自分の写真を劇団ひまわりに送っていて気付いたら芸能界にいたんですよー全然自分はそんな気なかったんですけどー」とか言いながら芸能界でめっちゃ活躍しているとか。
この様な無自覚な行動というのは、本人に自覚も無ければ悪気も無いというのだから困りものですよね。そう言う訳ですので、今回お話させていただく件に関しましても無自覚だったという事に免じてどうか寛大な心で読み進めて頂けますと幸いです。
あれはいつだったか、スーパーに行った時の事。いつものように食材を買い込み、レジで支払いを済ませ徒歩で帰宅中にそれは起きました。
繰り返しになりますが、冒頭に述べた通り
万引きしました。
正確に言うならば
いつの間にか万引きしていました。
もっと正確に言うならば
スーパーから徒歩で帰宅中、右の脇に代金未払いのチューペット(10本入り)を挟んでいた事に気付きました。
こういうやつ、透明タイプと白っぽいタイプがあって白っぽい方が絶対美味しいと今でも思っています。
暑かったのでしょうね、チューペットを買おうかなと思っていたという事は・・・
夏だったのかな?(名推理)
食材をかごに入れつつ「チューペットは重いから脇に挟んでおこう」と思ったのでしょうね(名案)
で、そのまま、挟んでいる事自体を忘れたんですよね。
レジで支払いをしている時も、商品を袋に入れている時も、脇に何か挟まっている事に対する違和感なんて最初から無かったかのように、むしろ手や足と同じ感覚でこの世に生を受けた時から私の脇にはチューペットが挟まっておりましたと言わんばかりに、スーパーの袋を手に下げて帰路で信号待ちをしている時も交差点でも夢の中でも向かいのホーム路地裏の窓こんなとこに来るはずもないのに
そして、もうすぐ家に到着するかなという頃に気付いたのです。
「あれ?脇に程良い弾力の物が挟まっているね?」と・・・
名案が明暗を分けた一日でした。
以上です。
※お店に引き返して支払いしました。